読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ゆりゆりぐさ

要するにブログだな。

自己犠牲の英雄たち

思うこと 読み物 映画・映像作品 音楽

昨年10月13日、アンパンマンの作者やなせたかし先生が94歳で亡くなりました。

早いものであれから1年が経ちました。

あんぱんまん (キンダーおはなしえほん傑作選 8)

あんぱんまん (キンダーおはなしえほん傑作選 8)

 

 アンパンマンと言えば、お腹のすいた人々に自分の顔を分け与える姿が印象的です。

顔を食べられると力が出なくなってしまうそうですが、それも顧みずに困っている人を助ける優しさが、多くの人に愛される秘密の1つと言えるでしょう。

 

アンパンマンに限らずとも、自分が傷つくことを恐れずに大切な誰かの助けになろうとする、いわゆる「自己犠牲」の精神を持つ者たちは、昔から私たちを感動させてきました。

そこで私は今回、日本の様々なメディア作品に登場する「自己犠牲」がキーワードと思われる登場人物達を、人力検索はてなWikipedia等を使いながら、集めてみました。それを紹介していこうと思います。

人力検索の方で多大なるヒントをくださった皆さん、ありがとうございました!

 

●絵本『泣いた赤おに』(作者:浜田広介)の、青鬼

泣いた赤おに (日本の童話名作選)

泣いた赤おに (日本の童話名作選)

 

人間と友達になりたいと思っている、心優しい赤鬼のお話。

赤鬼の友達である青鬼は「自分が人間の村で悪者のふりをして暴れるから、それを君が止めればいい」と、自分が悪者役を買って出ます。そしてその作戦が成功し、赤鬼が人間と仲良くなると「悪者役の自分がいつまでもここにいると、赤鬼くんが疑われてしまう」と考え、長い長い旅に出てしまいます。

赤鬼のことを心から考える姿、まさに自己犠牲のそれですね。

 

●童話『よだかの星』(作者:宮沢賢治)の、よだか

よだかの星 (宮沢賢治どうわえほん)

よだかの星 (宮沢賢治どうわえほん)

 

宮沢賢治の有名な作品の1つですね。

よだかはその醜い容姿のせいで、他の鳥たちから嫌われていました。自分が生きるためにたくさんの虫たちの命が犠牲になっていることを嘆いたよだかは、命尽きるまで空を飛び続け、いつしか青白く輝く星になって燃え続けるのでした。

宮沢賢治は『グスコーブドリの伝記』等のような、自己犠牲がテーマとなった物語を幾つか書いており、この作品もその系譜だと言われているそうです。

 

●漫画『トーマの心臓』(作者:萩尾望都)の、トーマ・ヴェルナー

トーマの心臓 1 (フラワーコミックス)

トーマの心臓 1 (フラワーコミックス)

 

恋でも友情でもない、壮大な人間愛を描いたという、傑作と名高い漫画。

ある雪の日、シュロッターベッツ・ギムナジウムのアイドルだったトーマ・ヴェルナーが陸橋から転落死し、ギムナジウム中が騒然となる中、委員長であるユリスモール・バイハン(ユーリ)のもとにトーマからの遺書が届く。事故死とされていたトーマの死が自殺であること、トーマが死を選んだ理由が自分自身にあることを知り、ユーリはショックを受ける。
数日後、ギムナジウムに亡くなったトーマとそっくりの転校生、エーリク・フリューリンクがやってくる。エーリクを見るたびにユーリはトーマと重ねてしまい、怒りや憎しみをあらわにすることすらあるのだが、そこにエーリクの母の事故死の知らせが入り、悲しみにくれるエーリクをユーリは慰め、これを機会に2人は次第に心を通わせていく。
エーリクはユーリへの気持ちを深めていくが、心の傷を呼び覚まされたユーリは再びかたくなな態度を取るようになる。しかし、ひたすらユーリを愛し信頼を得たいと願うエーリクの言葉から、ユーリは、トーマがユーリの罪を自ら引き受け、あがなおうとし、そのために自分の命を代償にしたのだと悟る。そうしてユーリは、自分を取り巻く多くの愛と幸福、そして自分を見守っていた周囲の人々に気づく。
神はどんな人をも愛し、許していることを知ったユーリは、神父となるために神学校への転校を願い出、ギムナジウムを去る。

(あらすじ:Wikipediaより引用)

哲学的な問いに及ぶ世界が、萩尾先生の美しい絵で描かれていきます。

この調査の中で初めて知った作品ではありますが、読んでみたいと思いました。

 

●TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』の、テレサ

人力検索はてなの質問への回答で、教えていただきました。

反物質を操る能力を持つ女性。回答によると彼女は、ヤマトの乗組員・島大介に想いを寄せ、島が爆発で宇宙を漂った時は自分の血の大部分を輸血して彼を助けたとのこと。そして最後は島をヤマトの仲間たちのもとに届けると、自分は持てる力を全て解放し、敵の超巨大戦艦に体当たり。命と引き換えに敵を滅ぼしたそうです。

愛する人のために命を投げ出した姿、確かに胸を締めつけられます。

 

ボーカロイド曲『悪ノ召使』の、アレン(歌:鏡音レン


【鏡音レン】悪ノ召使【中世物語風オリジナル】 - YouTube

歌声合成ソフトを使って製作された、物語仕立ての楽曲です。

 直前に発表された『悪ノ娘』という曲と対になっています。

主人公は、王家に双子の姉弟として生まれた少年・アレン。姉のリリアンヌ(歌:鏡音リン)と引き離され、やがて成長した弟は召使となって王女の姉に使えることになります。王女の姉は悪逆非道の限りを尽くしますが、それでもアレンは自分が姉を守るのだと心に決め、どこまでも姉に従います。

やがて王国に反乱が起こると、アレンは自分の服を姉に貸すことを提案します。「自分が身代わりになって、君を守ろう。君が悪だと言われるならば、自分にだって同じ血が流れているのだ」と。そして、アレンは王女の代わりに処刑されます。

私が自己犠牲と聞いて真っ先に思い浮かべたのが、これでした。自己犠牲に感動を覚える私たちの精神は、ごく近年のサブカルチャーで発表されるこのような音楽にまで、受け継がれているんですね。。。

 

と、今回はこんな感じでお送りいたしました。

もっと幅広い年代やメディア(小説、映画など)からも紹介できれば良かったのですが、私としてはこれが限界でした(^^;)是非あなたが思い浮かんだ登場人物たちをお教えいただけると嬉しいです♪

では、今回はこの辺で。読んでいただき、ありがとうございました!