ゆりゆりぐさ

要するにブログだな。

「魔法の映画はこうして生まれる」を見て

昨日の話ですが、NHKで放送されたドキュメンタリー「魔法の映画はこうして生まれる~ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション~」を見ました!

最新作「ベイマックス」を制作中のディズニー・アニメーション・スタジオに、世界初の長期密着取材。世界中で愛されるアニメが生まれていく過程や、制作総指揮のジョン・ラセター氏の人となり等について描いた、という番組です。

いやはや、よく取材をOKしてくださったものですな~。。。

ディズニーといえば、今年大ヒットした「アナと雪の女王」が記憶に新しいかと思われます。番組の随所に「アナ雪」「シュガー・ラッシュ」等の映像が挟み込まれていたので、その度に激しく反応してしまいました(^^;)なんせ前述の2作は、このブログの記事になりましたから。

 

とにかく、色々な物に驚かされましたね。

世界最高峰のアニメ制作会社というだけあって、キャラクターの細かい表情や動作、背景のちょっとした小道具まで「画面に少しでも映る物には手抜きしない」という意識がスタッフ全員に徹底されていました。

街の看板人形を制作する人が「この人形は長年雨にさらされているから、雨の筋をつけている」「鳥が人形の口に巣を作ったのかも、と想像して鳥の足跡をつけた」というような話をしていたのが印象的でした。

看板なんて、本当に一瞬映るだけ。映画を堪能している時に、そういう所までじっくり見る人がいるとは考え難いものです。あれが本当のプロなんだな、と、それはもう感激したことです。

他にも、人体解剖学に基づいた動きを作れるコンピュータのプログラムや、バーチャル空間内のアニメ映像の中に設けられたカメラで撮影する映像作りなど、本当にたくさんの驚きがあったのですが……

 

私がこの番組の中で一番心に残った物は、最後の方でジョン・ラセター氏が見せた、ボロボロになって棚の中に収められた『トイ・ストーリー』のウッディの人形。

服は破れ、頭の塗装も少し剥げて、片方のブーツがとれて無くなっている。そんな人形が、たくさんのオスカー像が並んでいるのと同じ棚に、収められていました。

聞けばその人形は、とある子どもがそのウッディの人形でたくさん遊んで、新しいウッディ人形を買ってもらう時に、ラセター氏に送られた物だそうです。

ラセター氏はその人形を、何より大切な物だと語りました。「キャラクターという架空の存在が、映画を見た子ども達の中で現実になり、本当の友達になる」ボロボロのウッディ人形は、その象徴たる物であるとのことでした。

私はこの言葉を聞いて、番組の中で一番の衝撃を受けたように感じています。

本当にそうだなと思いました。

何もこれは子ども向け作品に限った話ではありません。半沢直樹とかでもいいし、初音ミクでもいいし、トモダチコレクションMiiでもいい。多くの人に愛され慕われる架空の存在は皆、作品に触れた人の、よき友人や恋人になるわけです。

架空の存在と現実の私たちが、同じように悲しみ、喜び、生きていく。作り出された物が、現実と同じだけの力を持つ。それは全世界のクリエイターにとって永遠の夢、それを可能にするディズニーは、本当に素晴らしい物なんですね。

そんな力を持ったうごメモ作品やマンガ、キャラクターを生み出せるようになることが、私のひそかな夢です。

 

 

  ―☆おまけ☆―

今回紹介した「魔法の映画はこうして生まれる~ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション~」、11月29日にEテレ(教育テレビ)で再放送されるみたいです。(一部地域を除く、とのこと)

リアルタイムで見られそうな人も、または録画でも、アニメ制作やディズニー等にご興味のある方は見てみてはいかがでしょうか?