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ゆりゆりぐさ

要するにブログだな。

東日本大震災を思う 2016

今日で、東日本大震災福島第一原発事故の発生から丸5年となりました。

今年は「5年」という数字のキリの良さからか、いつの年にも増して各メディアで震災が熱心に取り上げられているように感じています。

この5年間で交通網が少しずつ復旧したり、農業や漁業の生産額が回復したりと、復興への歩みがゆっくりではあっても進んでいることを知りました。

しかし一方で、被災した自治体の人口が著しく減っていることも知りました。

特に太平洋沿岸地域は軒並み減っていて、私の家で購読している新聞に掲載された調査結果によると、県外に避難した人が「故郷に戻りたい」と考えている割合が2割に留まっているそうです。

変わったこともあるし、変わらないこともある。

5年経った今もなお、仮設の住宅に暮らしている人が大勢いるそうです。阪神・淡路大震災の時は、仮設住宅の数は5年でゼロになったのですが……。

何よりも、大切な人を失った悲しみ、理不尽に全てを奪われたというやり場のない怒り、自然災害への恐怖は、年月が経っても簡単に解消できるものではありません。

そんな変化と停滞の中で、みんなが毎日を一生懸命生きています。

特に今年は「5年経ったんだから、いい加減気持ちを切り替えよう」という声がよく上がっていると聞きました。

前を向いて生きる節目にはしても、震災を風化させる節目にしてはいけない。

まだ全ての人が復興を実感するに至っていない以上、この歩みを絶対に止めることがあってはいけない。

だから私は、これからも祈りを捧げ続けようと思うのです。

 

一方、今年2月に台湾で大きな地震がありました。

台湾は、東日本大震災の発生時、日本に対して最も熱心に支援をしてくれた国の一つと言われています。義援金の額だけ見ても、アメリカとほぼ同額で1位に並んでいるとのこと。

そんな台湾に「震災の時に助けてくれた、あの時の恩返しをしよう」という動きが盛んに行われたという話が聞かれ、とても印象的でした。

人は、思い思われ、そして支え合って生きていくものなのだと思いました。

それは例え、お互いに一生顔を合わせることがなくても、遠く離れた知らない場所に住む者同士だったとしても、きっと同じです。

 

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今年のイラストです。

前年と同じく、NHK東日本大震災復興支援ソング『花は咲く』がモチーフです。

前の年のイラストでも女の子を描きましたが、今年描いた絵の女の子は、彼女が成長した姿というつもりで描きました。

5年という歳月で、あの当時の子どもたちは皆たくましく育ちました。やがては自分の人生を切り開いていき、被災地や日本、世界を背負って立ってくれるでしょう。

そんな新しい希望の象徴として描いてみました。

全ての人が復興を感じ、希望を抱いて歩いて行く日が来ますように。合掌。