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ゆりゆりぐさ

要するにブログだな。

演奏できる楽器(お題スロットチャレンジ・11月)

お題「演奏できる楽器」

その楽器と出会ったのは、高校1年生の時でした。

オカリナです。

高校一年の時、総合学習の時間の中で陶芸体験があり、そこで手作りのオカリナを作ろうということになったのです。

完成したオカリナで曲を練習し、その年の学園祭で演奏をする計画だったそうです。

オカリナがどんな物であるかについては、小さい頃に見た任天堂のゲーム「ゼルダの伝説時のオカリナ」で知っていたので

ゼルダの伝説 時のオカリナ

ゼルダの伝説 時のオカリナ

 

「え~?!リンク(ゲームの主人公の名前)が吹いてたあのオカリナ作って吹くんだ!私リンクみたいじゃないですかやだ~♪」と、ノリノリでした。

丹精込めて粘土を練り、型を正確に取り、中の空洞を綺麗にきれいに整えて。

完成したオカリナは、それはそれは澄んだ音色を響かせ、私の心はあっという間にそのオカリナを演奏できる喜びで満たされました。

でも、そうしてノリノリだったのは私だけ。

他のクラスメイトは「何?オカリナとか知らねぇわw」「ステージでみんなの前で演奏なんてやだ~」という感じで、中には作ったのに割れてしまった人もいました。

なんと学園祭で演奏する人は、私だけになってしまったのです。

 

それでも、大好きなオカリナを奏でられる喜びが大きすぎて、全校生徒の前で1人で演奏するプレッシャーなんてへっちゃらでした。

毎日夢中になって練習し、全校生徒の前で「涙そうそう」「テルーの唄」の2曲を演奏しました。

終わるや否やものすごい反響があり、先生・生徒問わずたくさんの人から「ゆりらさんすごいね!」「演奏、素敵だったよ!」と言われたのです。

友達も少なく、いじめも経験した、青春なんて言葉とは程遠い義務教育時代を過ごした……私の中で大きな自信が芽生え始めた瞬間でした。

学園祭2日目、外部からの来場者を迎えてのステージでも演奏し、見に来た母が「あんたの演奏聞きながら口ずさんでいた人もいたよ!すごいね!」と教えてくれました。

それからの私の活躍(?)は、自分で言うのもおこがましいですが凄まじく……

2月の予餞会ではアンジェラ・アキの「手紙 -拝啓 十五の君へ-」(この時はクラスメイトのみんなが歌に合わせた手話で参加してくれました!)

2年生になってからは、中学生向けの体験入学で学校の校歌。

その年の予餞会では、みんなのうたで放送された「ありがとうさようなら」

更には学外でも、地元のローカルテレビの番組にクラスで出演したことがあり、そこでクリスマスソングメドレーを披露したことも☆彡

曲のレパートリーが自主練習でどんどん増えるとともに、毎年何かしら演奏の機会が設けられ、高校時代は「ゆりらさんと言えばオカリナ!」と認知されていたようでした。

後輩たちの間では「オカリナ先輩」というニックネームがつけられていたらしく、大学に入ってすぐの頃に、偶然街中で出会った高校の後輩から「オカリナ先輩~!」と呼ばれた。。。なんてこともあるほど(笑)

オカリナを通して様々な経験をし、自分に自信が持てるようになった。

私にとってオカリナはただ演奏できるだけじゃない、人生の大きな転換点になった、そんな楽器なのです。

 

そのオカリナも、手作りなので時間とともに劣化し、今では高い音がかすれて昔のように吹けません。

思い入れがあったのにな、寂しいな…と思っていた今年3月でした。

高校の時を含めて長いことお世話になった、私のことをよく知ってる先生がプレゼントしてくださりました!

添えられていた手紙によると、台湾旅行中にこのオカリナを見かけた時、私のことを思い出して買ったのだとか。

なんて可笑しくて嬉しいことなんでしょう…!

私と、この小さな楽器とのご縁は、これからも長いこと続きそうです。。。