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ゆりゆりぐさ

要するにブログだな。

『クサレゲドウ-真実と虚実-』から考える、人間と悪

このブログでは度々、YouTubeで活動中のゲーム実況グループ「漫言放語研究所」の皆さんのことを書いてきましたが、今回はずっと前から書きたかった、研究所に関係するとある物について、自分なりに考えたことを綴りたいと思います。

 

漫言放語研究所では普段、任天堂をはじめとするメーカーが発売したゲームをプレイし、その過程を動画に記録しているのですが、

研究所で企画・制作されたオリジナルシリーズの動画が投稿されることもありました。

そんな研究所オリジナルゲームの第3作として制作され、今年の4月~夏までにプレイ動画が投稿されたのが『クサレゲドウ-真実と虚実-』です。

ホラー風味のRPGで、難易度からバトルのシステム、ストーリーなど、全てが集大成と位置づけられた意欲作です。プレイ動画のサムネイル(本でいう表紙のようなもの)が毎回実況者さん描き下ろしのイラストだったことからもその意欲が感じられました。

   ~シリーズ第1話の動画~

www.youtube.com

   ~物語のあらすじ~

人里離れた森の奥に、ひっそりと佇む廃れた屋敷。

その屋敷には、世にも恐ろしい“クサレゲドウ”が出るという噂がある。

そんな噂を聞きつけ、肝試しにと屋敷にやってきた5人の若者が行方不明になる事件が発生した。

この事件の一報を受けた女神町の警察官・鷹本仁(タカジン)は捜査に乗り出す。

凶悪な指名手配犯3人組・通称ゲストリオとの出会い、3人の親分格でマフィアのボス・ゲストリの祖母の誘拐事件、時をほぼ同じくして起こった、町一番の高級レストランでの大量怪死事件……

様々な事件を追うタカジンはやがて、世界の存亡に関わる大混乱へとその身を投じていくことになるのであった。

 

名作ゲームへのリスペクトを多数含みつつも雰囲気満点の舞台設定、尖った個性を多数持った魅力的なキャラクター達、巧みで壮大なストーリー等、とにかく見ごたえのあるゲーム動画でした。

語りたいことは色々ありますが、ここではタイトルにもなっている、作中の世界で伝わる都市伝説的存在・クサレゲドウについて、かいつまんで触れたいと思います。

醜い老人男性の姿をしたそれは、雷の閃光と轟音を伴って現れる者。人間を骨格だけ残して溶かす霧を発生させる者。人知を超えた存在。名前を口にするのさえタブー視されるほどの危険な存在。

しかし遠い昔、実はクサレゲドウは普通の人間だったのです。

あまりに醜い容姿をしていたという彼は少年期、周囲の目に耐えられなかった両親に捨てられ、親戚も誰一人として彼を引き取ってはくれませんでした。

以来友達もなく、独りぼっちで生きた彼。教育は全て独学で学び、科学に没頭した彼はいつしか実験に明け暮れ、多くの人々を殺していくようになります。

そんな彼を、人々は蔑み恐れて「クサレゲドウ」と呼ぶのでした。

しかし彼にもたった1人、自分のことを受け入れてくれる少女との出会いがありました。彼女の協力のもと、クサレゲドウと呼ばれた彼は皆と本当に仲良くなろうとしましたが……

彼は人々に殺され、森の奥の屋敷にひっそりと葬られたのでした。

少女は「彼はみんなと仲良くしたかっただけなのに…」と、泣きながら人々の元を去り、二度と戻ることはありませんでした。

彼は生前、こんなことを書き残していました。

「みんな私の苦しみが分からないから、こんなことをするんだ。

みんなにも私の苦しみを味わせる。そうすれば……トモダチになれる。」

 

こんなクサレゲドウの人生をとおして私は、悪とはなんぞや、ということについて深く考えさせられました。

このゲームには幾つか、物語を象徴するキーワードが登場するのですが、その中にこんな物もあります。

「理由のない悪など存在しない」「本当に悪なのはどちらだ」

確かに彼は生前、そして死後もなお多くの人を殺した。

でも、もし皆が彼の醜い容姿を馬鹿にせず、普通に一人の人間として接していたら、彼の魂は死後、こんな凶行に及ぶことも無かったかもしれない。

気づいた時にはもう、理解する余地はないのかもしれない。しかし、非道な行為を行う者たちには、全てそこに至る理由があるのだと思うのです。

実際私はこの動画を見て以来、ニュースなどで凶悪な殺人やテロ事件などのニュースを見る度に(何が彼・彼女をこんな凶行に駆り立てたのだろうか?生まれながらにこんな悪人ではなかったはず…この人は一体どこで何を間違えてしまったのだろう…)と考えるようになったのでした。

心から幸せに生きていきたい。その願いはきっと、皆一緒のはずなのに。

 

本当はここに更に、巨大な意志による陰謀など様々なものが絡んでくるのですが……汗

雰囲気程度のホラーなら大丈夫!という方にはぜひ見ていただきたい傑作動画です!

悪の定義、人間など、色々考えていただきたいと願ってやみません。

   ↓再生リストへのリンク↓

【#70】自作RPG:③クサレゲドウ−真実と虚実−(完結) - YouTube

 

 

  ―☆おまけ☆―

こんな素晴らしいゲームを世に送り出してくれた漫言放語研究所さん、今年チャンネル登録者の数が1万人の大台に乗ったそうです!おめでたい!(*´▽`*)

これからも是非、私たちをあっと驚かせる魅力的なコンテンツを発信し続けていただきたいものです♪