先週、親戚の人たちが集まって、お墓じまいをしました。
私の実家のすぐ前には、親戚一同で代々伝わるお墓があるのですが、お墓の清掃・管理が出来る人が少なくなったため、中のお骨を取り出してお寺の納骨堂に納めることになったのです。
地方の高齢化とか過疎化とかが叫ばれて久しい日本ですが、今回このお墓じまいの話が持ち上がったことがきっかけで、改めてその深刻さを実感することとなりました。
お世話になっている住職の方に来ていただいて、お経を唱えた後、お墓からお骨(骨壺)を出したのはよかったのですが……
なんと、私の祖父以外の壺には名前がかかれておらず、誰が誰のか分からないという珍事が発生(; ・`д・´)
こういう形で先祖のお墓を動かすことになるなんて、当時の人たちは多分想定していなかったでしょうし……それが少し関係あるかもしれませんね。
ただ1人名前が書かれていてはっきり分かった、祖父の遺骨と対面。
お墓に納められていたご先祖様の中で、唯一私がはっきり分かる人。
私が5歳の時にあの世に旅立ったので、記憶はあまり多くはないですが、豪快で、皆に慕われ、いつも病床から私に気さくに話しかけてくれた祖父。
懐かしさに思わず「おじいちゃん!」と呼びかけた私なのでした。